2014年3月31日。
あの番組が終わりましたね。
13時過ぎに、ふと時計を見て、
「あ…終わった。」と思いました。
長い間、毎日当たり前の様にあったものが無くなるというのは、寂しいと同時に不思議な感じがします。
そして同じ日の今日、お昼に足繁く通っていた天麩羅屋さんのパートのおばちゃんが辞めたそうです。(お店のホームページで知った。)
確かにパートのおばちゃん募集してたもんなぁ…。(「長く」じゃなくて「永く」できる方、募集してたもんなぁ。)
世間話する程の仲ではないけれど、いつもお昼の混雑時に手際良くオーダーをこなすお店のチームプレイの一旦を担っていたおばちゃん。
次に行った時には、いつもの顔が無いんだと思うと、ちょっと寂しくなりました。
ちなみに、おばちゃんは趣味の踊りに専念するそうです。
去る者はあまり寂しくないものですよね。
そして今日は数年続いていた、虎ノ門の大規模な道路工事がほぼ終わり、とても大きな道が開通しました。
地図も大きく変わるような変化です。
どう進めばいいのかもまだ分からず、好奇心と一緒に今日は2回も通りました。
すると、ここでも寂しい様な何とも言えない感覚がありました。
長すぎて、ずっと続く様な気がしていた工事が終わりを迎え、目の前にはドンと広がる見知らぬ道。
多分、この道路が生活の中に浸透していくのが見えない…想像つかなくて、置いていかれた様な気持ちになったのだと思います。
道路と一緒に建設された大きなビルが青い空の下にあるのもまだ馴染めないし。
毎日色々な所を走って、初めてだらけだった道も、いつの間にか馴染みの道になって、お気に入りの道ができて…。
よく訪れていたビルが無くなって、寂しさを感じても、新しいビルができればそこに何が建っていたのか分からなくなって…。
日々変化していく街や道を、毎日走る事でからだに馴染ませていた感覚は、自分が走らなくなったらもう無いんだなということに初めて気がつきました。
「地形は変えられない。変えても土地は覚えている。」
これは、今日終了したお昼の番組の司会者の名言です。(ノリ選)
寂しいと感じるのは、もしかしたら、感じる人の勝手な思いなのかもしれないと思った年度末でした。