Courio-City 公式ブログ

月: 2014年3月

ひのりごと 36

2014年3月31日。

あの番組が終わりましたね。
13時過ぎに、ふと時計を見て、
「あ…終わった。」と思いました。
長い間、毎日当たり前の様にあったものが無くなるというのは、寂しいと同時に不思議な感じがします。

そして同じ日の今日、お昼に足繁く通っていた天麩羅屋さんのパートのおばちゃんが辞めたそうです。(お店のホームページで知った。)
確かにパートのおばちゃん募集してたもんなぁ…。(「長く」じゃなくて「永く」できる方、募集してたもんなぁ。)
世間話する程の仲ではないけれど、いつもお昼の混雑時に手際良くオーダーをこなすお店のチームプレイの一旦を担っていたおばちゃん。
次に行った時には、いつもの顔が無いんだと思うと、ちょっと寂しくなりました。
ちなみに、おばちゃんは趣味の踊りに専念するそうです。
去る者はあまり寂しくないものですよね。

そして今日は数年続いていた、虎ノ門の大規模な道路工事がほぼ終わり、とても大きな道が開通しました。
地図も大きく変わるような変化です。
どう進めばいいのかもまだ分からず、好奇心と一緒に今日は2回も通りました。
すると、ここでも寂しい様な何とも言えない感覚がありました。
長すぎて、ずっと続く様な気がしていた工事が終わりを迎え、目の前にはドンと広がる見知らぬ道。

多分、この道路が生活の中に浸透していくのが見えない…想像つかなくて、置いていかれた様な気持ちになったのだと思います。
道路と一緒に建設された大きなビルが青い空の下にあるのもまだ馴染めないし。

毎日色々な所を走って、初めてだらけだった道も、いつの間にか馴染みの道になって、お気に入りの道ができて…。
よく訪れていたビルが無くなって、寂しさを感じても、新しいビルができればそこに何が建っていたのか分からなくなって…。

日々変化していく街や道を、毎日走る事でからだに馴染ませていた感覚は、自分が走らなくなったらもう無いんだなということに初めて気がつきました。

「地形は変えられない。変えても土地は覚えている。」
これは、今日終了したお昼の番組の司会者の名言です。(ノリ選)

寂しいと感じるのは、もしかしたら、感じる人の勝手な思いなのかもしれないと思った年度末でした。

ひのりごと 35

ある芸人さんが、テレビで「夢なんか絶対叶わない」という話をしたことが、話題になっているという記事をネット上で見かけました。

その話を私的解釈を交え、芸人さんの関西弁を使用して超要約、引用すると、
『社会なんかジャングル。大人がジャングルめっちゃええとこ!と言ってるのを聞いた子供が、何の準備もせずに行ったら、ヘビおるやん、こんなんイヤや!と簡単に挫折する。だからジャングルなんか死ぬほど暑いし、毒蛇、怪しい鳥ばかりで何にもないぞ。せやからホンマに努力して、勉強して、色んな準備をしてから行けよ。こう言ったら頑張る。』
という話しで、最初から甘い夢ばかり見させるなということなのですが…
この内容については賛否両論あるものの、芸人さんのキャラも重なって、私は興味深く読みました。

と同時に、ある事を思い出しました。というより、フラッシュバックしました…。ドキドキ…。

クリオシティの前に所属していた某メッセンジャー会社の面接を受けた時のことです。

自転車の経験はママチャリのみ。飛びこもうとしているのは完全な男社会。
とても緊張して挑んだ面接でした。
外から面接会場を覗いたら、担当の社員さんが腕を組んで、全く笑わずに待っていました。
もう最初から帰りたくなる空気感。
そして面接が始まり、色々な質問に答えていったのですが、何を言っても返ってくるのは、
「あなたには無理だと思うけど、大丈夫か?」
という言葉。
でも、私もすごくやりたいので、
「大丈夫です!」
と答えます。なのに、
「本当にキツイけど大丈夫か?今いる女性は本当にタフな人たちだ。」と返ってきます。
そうなったら、こっちも更に、
「大丈夫です!」
と何度も言うしかないわけで…。
一生懸命気持ちは伝えたものの、ダメだと思いました。

しかし数日後、「合格」の連絡が。
本当に嬉しかったです。

そして未知の世界に入っていったのですが、その後はこの面接をして下さった社員さんの言葉の意味を感じる日々でした。

過去のひのりごとにも書きましたが、
雨は想像以上に濡れました。
車道は想像以上に怖かった。
荷物は想像以上に重かった。
夏は暑くて臭くて、冬は寒くて痛くて…。
想定内のことなんてありません。
大丈夫と思っていたけど、それ以上の事が起こる毎日です。
今も。

でもジャングルにもいいことがたくさんありました。
ジャングルに行かないと出会えなかった人達。
ジャングルでしか見ることのできない景色。
ジャングルでしか味わえない、湿った熱い感覚。

結局ジャングルに10年近くいました。

毒蛇も怪しい鳥も(出会ったことのなかった人種も!)いたけど、ちょっとずつ慣れました。
踏み込んだ勇気を無駄にせず、ジャングルに少しずつ自分の居場所を見つけることができました。

あ…、なんかいい話風に終わりそうな感じになってきたので、そろそろやめますが…、

自分にとってジャングルに行けたのはとってもラッキー、そして本当に面白かったと思っています!

そのジャングルから、そろそろ次のジャングルに移住します。

そう、次もジャングル!
きっとずっとジャングル。

やっほーい!

追伸
某社の面接して下さった社員さんには今でも感謝しています。

消費税率変更に伴う配送料金のお知らせ

日頃よりクリオシティのサービスをご利用いただき、厚く御礼申し上げます。

4月1日より消費税が8%に引き上げられることに伴い、

「じかん便」ならびに「信書じかん便」の配送料金を

¥700-、又は ¥1000- (外税)

と、改定させて頂くこととなりました。

これにつきまして、何かご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせ下さい。

引き続き、クリオシティのサービスをご利用いただけますよう、

何卒よろしくお願い申し上げます。

 

有限会社クリオシティ

代表取締役 柳川健一