時間が経っちゃいましたが、、LA-グアテマラへ行った時のちょっとした連載レポートです。
アーカイブはこちら
Vol.1 「出発ドタバタ編」
Vol.2 「BFF LA編」
Vol.3 「LAのメッセンジャー事情 編」
Vol.4 「LAメッセンジャー業務 前編」
—–
Iggy(イギー)「どうしようかな、こりゃ入りきらないな」
Ken「俺のバッグに入れようか」
I「お?、ちょうど良かった。サンキュー、頼むよ!」
半分ほどのドレスを慎重に折りたたんでバッグに入れる。
サテンのような生地なので、シワも大丈夫だろう。
後ろを走って見ているだけじゃなく、実際に役に立って良かった。
荷物を背負うと、全く街の見え方が異なる。スイッチが入るからだろうか。
その衣装はベニスビーチ行きの荷物だったので、
4輪ドライバー担当のおじさんと待ち合わせて、荷物をパスして完了。
メッセンジャーは皆、自分が初めてやったデリバリーをずっと覚えているものだが、
LAのMy First Deliveryは記憶に残る面白いものだった。
それから何本かデリバリーをこなした後、イギーが言った。
「横浜と東京でも、信号などの交通ルールが少しは違うだろ?
LAにもLAの走り方、ローカルルールがあるから、俺が教えるよ。」
確かに、街の構造上の理由などからローカルルールは日本にもある。
その違いが走る面白さに繋がるとも言える。
例えば都内の中心部では、信号の右折矢印の点灯の後、黄色信号に戻らず
直接赤になったり、立体交差や左折専用レーンがやたらと多かったりする。
横浜で言えば、右左折・直進の指定が多かったり。
歩道の幅に対する歩行者の割合も、横浜と東京で全然違うので、
コース取りの時に歩道を活用する程度は変わってくる。
Iggyは丁寧に教えてくれた。
「あの信号が赤の時は、坂を下らずにココでストップして待つんだ。」とか、
「こっちからこのトンネルに行く時は、入らずに横の坂を上った方が早い」とか、
「この信号の間はダッシュすれば間に合う。」とか…。
どこの街でも、確かにメッセンジャーが持つノウハウはあるものだが、正にそれ。
なるほど、確かにスムーズで移動も早い。さすが、メッセンジャー。
信号のカウントダウンが、絶えず走りをかき立てる。
メッセンジャー目線でLAの中心部を走り回れたのは、とても良かった。
夕方になり、メッセンジャーたちがよく集まるという「The Wall」と呼ばれる場所へ
行ってみると、20-30人がワイワイやっていた。
コメントを残す