赤いパタゴニアの古着のジャケット。もう9年近く着ています。
なぜ購入した年月を覚えているかというと、この仕事を始めてすぐに買ったからです。
雨の日用に…。
ナイロン100%ではあるけれど、止水加工もなく、古着故に撥水性もないこのジャケットをどうして雨の日用に購入してしまったかというと、雨の日に一日中走り続けるとどれくらい濡れるかが分からなかったからです。
今でもお客様や友人に、「雨の日はどうしているの?」とよく聞かれますが、当時の私も同じ様に知りませんでした。
そして、ある冬の寒い日に初めての雨の日を迎えます。
結果はずぶ濡れ。
雨はジャケットを通り抜け、着ているもの全てを濡らし、大手町で遭難寸前になりました。大げさではなく。
耐え忍ぶ様に何とか業務を終え、その足でレインコートを買いに行きました。
そこでまた、値段に驚愕します。レインコートが数万…。レインコートが数万!

ある程度の想像と想定は大切だけど、やってみないと分からない事がほとんどです。
そして、「分かった事」については、ある程度の想定と準備ができます。心の準備も。

とても心配性で気の小さい私ですが、こうしてメッセンジャーを続けてきました。

そろそろ新しい事に挑戦してみようと近頃ドキドキしているのですが、「やってみてよかった。」というメッセンジャーでの実感を生かして、勇気を持って一歩踏み込んでみようと思っている今日この頃です。